今日の夢

お見合いパーティ(親族のセッティングした合コン)に、姉、いとこ、親友と行く。わたしは先日のお見合いで若くてしゃきっとしててちょっといいなっと思った写真の人にも、早まるのはどうかという理由で破談にしたくらいそういうのは嫌だったのだけど、親族、特に父親がわたしには早く身をかためてほしいと思っている。
パーティー現場はアメリカンラグシー系のアメリカ・ヨーロッパ系の古着屋のビルで、風と共に去りぬに出てきそうな古いビル ここで古着のワンピースやチューブトップなどを見るだけでも来る価値あったわ、と思いながら色々みる。
合コン会場の部屋では、女も男もUFOキャッチャーのキツネやゴリラのぬいぐるみみたいな髪の黄色いヤンキーばかりで、そらーてめーら同士なら見合うだろうけど明らかにわたしとは色が違うだろうが色がよ。てめえら安くみただろ。と、セッティングした叔母さんたちにすごむ。叔母さんたちはだってあなたたちもいいかげん、、選り好みするよりもいいかげん早く、、みたいな雰囲気で、でも言葉を濁している。
親友が、仮面をつけた男の人がいるよ。といって指差した先には、短い黒髪で、ジェイソンのホッケーマスクみたいな仮面をつけた怪しい男の人がいる。すっかり自棄になっているわたしが、仮面はずしなよ。それじゃどんな顔してるのか謎じゃん、みたいなひと声をかけると、仮面をはずす、と、びみょうに変な顔のような、いい顔のような、東野幸治ねこぢるY山野一)と劇団ひとりを足して3で割ってちょっとバランスを歪めたような色白の労務者風の青年?中年?いや青年!が現れる。ので、仮面とった方がいいじゃん、みたいなことを言うと、そうですか?とか律儀な口調で言ってる。なんか性格も歪んでそうだな〜と警戒。親友が、彼、目が見えてるのかしら?みたいなことを言う。そういや顔につぎはぎの跡があるし、ちょっと様子が変わっている。こういうのはきっとヒソヒソ言われるより率直に聴かれた方が向こうはまだ気分がいいだろうと思い、「顔、事故にあったんですか?」みたいなことをきくと、「溶接工をしていて、ものすごい勢いで○○が飛んできた」とか、「バイクに乗ってる時に首が飛んできてそれをくらった」などの説をきく。目はみえているが、顔にきずがある。周囲はいつまでたってもぬいぐるみヤンキーばかりなので、もう出ようよこんなとこ、みたいな話になって、その場でちょっと気の合ったメンツとぞろぞろ出て行く。移動中の階段で親友と男が話している内容は、親友は去年のクリスマスに溶接工の資格がとれたとか、男の方は無免許で働いているとかいうことで、なんでこいつお見合いパーティなんか来たんだろう、別の場所ならまだしもこの場所にいるこの人にメリットなんか見つかるんだろうか、と心底疑問に思う。
いとこの中でもかわいいかわいいと溺愛していた、年がだいぶ離れてて幼稚園くらいのさっちゃんとのんちゃんというフリフリの白いコットンドレスを着たちっちゃい女の子が(現実では今は中高生)、許嫁が決まったらしく、幸せそうにしている。叔母さんに、「相手、どんななの」と耳元で訊くと、相手がまた上品でかわいい系のちっちゃい双子の男の子で、後ろ姿だけ見て「ふ〜ん」と思いつつ、姉妹と双子で両方と結婚って、グロいな〜と思う。
やっぱりうんざりしたわたしは、「わたしはもういいよ〜こんなの、わたしは芸術家に、いやデザイナー、デザイナーになって、バリバリやってやるんだ。世界を変えてやるんだ!」的な元気いっぱいの大言壮語、まわりのなかまたち(親友、キワモノイケメン労務者など)が、あのこ、変なこだね〜でもがんばればいいんじゃない、みたいな風にみている。もしかすっと、変わるかもよ世界、みたいな雰囲気。
そしたらさっちゃんとのんちゃんが、いつのまにか映画「エコール」の世界みたいになっていて、「杏子ちゃん、デザイナーになったらおしえてね。ぜったいみにいくからね。」みたいなことを、ブワーと泣いて言って親に連れられて出て行く。かわいい顔が、泣くのか、泣くのか、みたいな風にみていたが、その顔はブヨブヨしていてちょっと人間離れしていく感じがあったが、フと、なんか大人みたいなこといいよったわ幼稚園児が。なにあれ。と思って彼女たちの後ろ姿をみている。母親に、なにあれ、どしたん、幸せと違うん、と訊いたら、そらツライわいねぇ〜、みたいなことをいってる。彼女たちつらいことわかってて選択したの?と、ちょびっと考える。でも本当は、そのツラサは、わかる気がする。安心を得ることは、それとは別のものを殺すことで、彼女たちはたった今それを、みたいな。
場所を映画館に移動して、映画をみている。そこは、そうとう汚い映画館で、大体ポルノ映画とかそういうのばっか上映している。ソファの種類も色合いも配列もバラバラ、シートの革もくたくたORビリビリ、そうとう汚いだけあって、映画はタダで観れるから重宝してる。友人がけっこういい場所をキープ、わたしもいいとこで観たいと思い、探して座ったとこが、目の前に他人の嘔吐物がぶちまかれている上、座面の低い分、より嘔吐物に近くなるという席だったので、なんかうんざりして移動する。後ろの席の、イった目をしたポーランド人の男の子が、「このエンピツをなめ続けたけど誰ももらってくれないから君にあげるよ」といって、何か手のひらにおさまるくらいのものをくれる。プラスチックでできたエンピツをかたどったもののかけらのようなもの。後ろの席に移動して、まわりにいる外人の男の子たちとそれをつぶさにみてみると、それは石炭のかたまりのようなもので熱く、ふたつに割れていて、割れた面からはキラキラした色のかけらが中で光っていて、きれい。あの労務者に会いたいなと思う。






などという、かなり、現実を、願望とミックスしたような夢です