人生で一番楽しかったこと

授業でそういう話になった。
別にメイド喫茶にいったりするのは見栄のようなもので、
ただ小学6年のときに、20代後半の塾の先生に「合格おめでとう、今からが人生で一番楽しい時期だと思うので、勉強に遊びに頑張ってください」のようなメッセージをいただいたときから、わたしは自分の人生で一番楽しかった時期を、中学高校あたりに固めるような凡庸なことをするのは避けようとかんじていたことを思い出したりしたのだけど、まあ20前あたりから精神が忙しくてそのことは若干忘れていたんだけど、人生で一番楽しかった時期といってまず思い出すのは中学3年生のとき、同じクラスで席が横と後ろの女の子たちと、「具利と具羅」とか「無頼面(ブレーメン)」とかいうどうでもいい話をしたり黒板に書いたり、マンガ(ジャンプ系)の貸し借りをしたり、恋の話をしたり、職員室の掃除当番の時にジャンケンをして負けた人が歴史の先生の机の上にある「エジプトマニア」という季刊雑誌のおまけのミニフィギュアの順番を変えたりして、適当に人に「エジプトマニア」とか「ミカーン」とか「ミキャーン」とかいうあだ名をつけて(なぜならわたしが毎日お弁当にみかんを持って来ていたから)遊んでいたときのことです。
一緒にいた友人の人生で一番楽しかった時期は、パッと思い出すのは二つあって、ひとつは中学受験で第一志望に合格して小学校を卒業するまでの時間なんかどうせ「お別れ会」とかそんなんばっかりだから勉強もせずに遊びまくっていたこと、もうひとつは高1の時に夢だったイギリス留学をして(中学のときもアメリカに留学してたけど)いろんな国の友達ができて、ライブで「やっぱりDVDじゃダメだ、生でなくっちゃ」と本当に感じたときのことだそうです。彼はMTVのDJになるのが夢だそうです。お調子者のお喋り好きのよーなので、けっこうむいてると思う。