学期はじめは、特になじみがあるわけとちがう分野はおもしろがってけっこう熱心に勉強の型をさがしたりするんだけど、先学期後半だいぶめんどくさいかんじになったり投げ出したりしたから、今後自分の関係が強そうなのを集中的にえらんだりして慎重にはじめようと思う・・・・・

というのも含めて今後気になる方向性にあるものたちの読書記録

☆表象と倒錯―エティエンヌ=ジュール・マレー 松浦 寿輝
マレーという人がおもしろい人で、この本でまとめて作品の図版を見ることができて良かった。私が中学の頃美術の教科書とかで見たいくつかの絵画から影響を受けて、けっこう意識してきたことのひとつに、美しい「一枚の静止画に連続した動きの表現」というのがある。そのソースとなる作品たちはもとはこのマレーという人の研究の流れの上にあるらしい。ということをこの本を先週メディアセンタ〜をふらふらしている時に見つけてはじめて知った。マレーはいまどきひっかかるのはおしゃれ心くらい。(当時はナンセンスとは違った)のだけども、研究の保存方法がクラシックでそそる要素があった

☆写真といえば私は中学生のころホンマタカシの写真が好きだったんだけど、部屋の本を処分するとき特集みなおしたら大学生の今もだんぜん好きだった。自分の部屋の写真とか、いい。普通のような白っぽい薄紫うす水色がかった色、でもディテールが冷静に転写されてるかんじ、と同時に独特のスケール感(構図が珍しいわけとはちがうのにちょっと広大なフィールドに見える)になるのは、カメラのせいもあるとしたら、何を使ってるのかな?と思って持ち物検査ページを見たらリンホフのマスターテヒニカ45クラシックだった。という流れで大判カメラの工学の本をよんでいる。本体のつくりもかっこいい。

☆日常の物理事典
数学事典、生物事典(どちらも作者は別)、物理事典の作者の別の著書で読みやすい本などもよんだり

☆アルゴリズミックア〜キテクチャ〜
プログラミングによる3ディ〜コンピュ〜タ〜グラフィックス、できる限り基本的で単純な規則から出現する新しさ(eg.新奇性のある動き)等を手でちまちま再現する構築物や、その写真集のようなものたちをみたり

☆視覚の本もよんでいる(ひとつは浪人の頃の座右の書である「キュクロプスの窓」、あと心理学シリーズの中の「視覚」という本)

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等等の個人的にヒットした事物をおいかけるばっかりとちがって一度写真史の体系的な知識を学ぶことが必要ですねとは感じてて、まあ本読むくらい、あと大判カメラ欲しいけどその前に手持ちのカメラで実験し倒してるわけとは違うからいじってみたりするくらい、で、何かjissoしたりする段階にはもうすこしかかりそうな感じ・・・わたしの関心ごとでひとつ確実と言えるのは視覚には興味があるということ。


今期は数学の授業を2つ3つとるつもりだから油断大敵・・・・・・