ぐっちゃんぐっちゃんだったんだろ?

ついに山野一「四丁目の夕日」が売れた。ことをきっかけにちょっと語らせて。はてなのキーワードで読みに来る人もいると思うし・・
なんかやたらこのマンガはリアルだなんだといわれてるけど・・
たけしのお父さんの行く末が6つ上の知り合いと同じだったからかつて読んだとき体が冷たくなりましたが・・もうこの人(山野一)は絶望の中でのんべんだらりとくらしているのかなと思った。孤独で、反抗をしない、無気力な。話の流れのやっつけ仕事っぽい荒さも目につくけど、惨劇を遠くから見つめながら茶化す態度は困惑した笑いを引き起こさずにはいられないような。このマンガはリアルでも悲劇でもない、虚無的な喜劇である
絵柄に嫌悪感を覚えるのははなみずやよだれが蔓延しているからであってそれは「おぼっちゃま君」に嫌悪感を覚えるのとおんなじ。
っていうようなことを言ってる人があんまりいないからちょと言ってみた
でもあの、作品の根底に流れる人生観に衝撃を受けない人は・・あんまおらんじゃろ
自分の人生観、思想をこれでもかと徹底的に言い切ってて、それだけのパワーはほんと・・お手本にすべきだとおもいます・・パワーを。