ズーンズン

結果
プー決定!!
でも意外と全く落ち込んでないです。最近勢いがなくなってたのと・・言葉にしたら現役の弱みと言い訳するように聞こえてすごく嫌なんだけどもあと一年あれば自分の絵をつきつめられそうだと思ってたのと(早ければ早いだけ、どんな絵を描いたって受かってなんぼだとは今でも心から思うけれど)・・ まわりを見て安心するつもりではないけれど誰でも努力と結果が比例するものじゃないとも思った。運が悪かったというのもあれば、単純にピントが合わなかったせいでもある。
京都の王子はこれっきりでこの業界から足を洗う。これまでのことはパッと忘れてまた新しい方向にと言われた時、いや忘れないよ、忘れられるはずないけど、・・って言っていたことがすごくかなしい。縁がなかったと足を洗ってバイトをしてお金をためて外国に行く人、先はわからないけどもう続けられない人、みんな何年も必死で目指した。忘れられるはずがない  わたしは浪人をします。
落ち込みもせずに窓際の机で参考作品を眺めていた。薄っぺらいカーテンがひらめく風は肌寒くても夏の風だった。6時になっても外は明るくて・・「日が長くなった」と一ヶ月前聞いたあの言葉を反芻する。喪失感は全くない。持っていたころのほうが喪失を恐れていた。いつでも。ずっと緊張していた冬を思い出す。思い出せるほどすぐここに春が来ていた。
いまは自画像かなァ。わからないことがたくさんあるから、自画像、描いて、自画像、描いて、自画像、描きまァす(自分の視点でモチーフを描くということはどういうことなのか。それが知りたい。わかっていることを投げ出して何もわからないんだとのん気に悲観的になったり人間不信になったりしたくない。) 浪人は、地元でします。