鉄コン筋クリートよかった

kakoi2006-12-26

ピンポンは映画で見て、楽しかった。半年前にまんがで「青い春」を読んだ時に、ん?なんか謎、でもわかる、なんか空気みたいなとこから入ってようやくなんかよさが見えてくる感じがする、その読み取り方は、けっこう根気がいるというか、むずかしかった、のにこんな(すごく狭く長い細道から見る風景みたいなまんがを描く)漫画家がメジャーってことは、マンガの読者って解読&感覚レベルたけ〜な〜、と思ったりはしたものの、気分的に、タイトルのセンスや松本大洋って名前に、メジャーな香りというか、キャッチーで、デンツー(電通)な雰囲気がして(←このニュアンスわかって。)はめられるのが嫌だったので、いやーそれよりいとこのアイツだろ!SARUの人だろ!井上三太だろ!ハシーム!Boon!NIGOこわ〜!ってポジションにいたのですが、大洋の奥さんのまんがも、かわいいだけと違うの?いやかわいいのはすきだけどさ〜とかいうポジションにいたんだけど、高校時代の画塾の友達が誘ってくれたので、重い腰を上げ、見にいったらおもしろかったっす。話も、世界観も。
最近考えてたことや、最近観に行ってたもの、大事にしたいと思ってたもの、怖いと思ってたものが、けっこう合致しそうになってて、スリリングで、よかったっす。
画も、誠実/丁寧で、ゲド戦記に比べて(あれはメジャーのくせにひねたインディーズっぽいつくりだなと思った)マイナーと言えるのに頼れるかんじはあったよ。
ま〜ネタバレになるので、ほとぼりがさめるまで、よかったよ以外の ディテールにわたる感想は控えます。が、一緒にみにった子が、二人ともアニメーション制作に詳しいみたいなのだけど(だいたいわたしの友人の半分はアニメーション制作に詳しい)マインド・ゲームのほうがおもしろかったって。そうかな〜!?わたしは、マインド・ゲームはやや、とび具合があっさり控えめだなーとも思って、デコラティブなこっちのが、すきだな〜。と思いました。それはマインド・ゲームをビデオでみたせいかもしれないね。あとアニメ経験の差もあるかもね。もひとりのアニメおたくもマインド・ゲームは神、的な発言をしていたからね。千と千尋も、貫禄があるけど、これはこれで、退廃的なデコラティブさが、ま、わたしはガロ賛美をやめたけれども、いいとおもいます。&、かろやかでもあり。
ポスターの印象よりいい映画だったな。


ま、なんたって寝坊したんだけどね。彼女と待ち合わせする際、80%の確率で寝坊するわ〜
そのレベルたるや待ち合わせ場所に着いた彼女からの連絡が目覚まし時計代わりになってるくらいですからね〜