今日はao入試で入って来た人のフォローアップ面接の日だった 面接官は佐藤可士和が若干ごつめの丸顔になったみたいなまなざしの人。黒目が真っ黒。三白眼で若干怖い。誰。
「何か質問があったら聞きます。あとは、雑談みたいなものだからリラックスして下さいね」
「よかった〜」
ペーパー提出
「凄いじゃない1年のうちから研究室にふたつも入ってるの」
「私浪人も長かったし美大にも行ってたから他の1年より年上なんですよ。だから自然なことっちゃ自然なことです」
「へ〜。ふたつとも入学前から入りたかったんだね〜」
「O研はこの大学を意識しはじめた頃から気になってました。Y研は今期から先生が来られたんですけど、前から気になっていたデザイナーのかたで、AOの面接の時にYさんに憧れてるっていう話をして」
「えーっすごいね、まるで君が呼んだみたいだね。きっと偶然だけど」
「です」
「何か学校に対して言いたいようなことはある?」
「まあ個人的な問題なんで学校に言いたいようなことは特に0です。学校には感謝してます」
「先学期の成績が芳しくないね」
「ちょっとフランス語がきつかったんです・・」
「入ってすぐインテンとったの?」
「はい」
「もともとフランス語できたの?」
「いえ・・」
「ちょっと無謀な・・他に何か聞きたいことある?」
AO入試で志願者評価書って何のためにあるんですか?あれが一番プレッシャーでした・・」
「あれで一次審査してるから」
「え」
「志願者評価書って推薦書みたいなものだから」
「うわ〜・・」
「先生からの評価悪い人はやっぱり人格的に問題があるってことだから選考から外しますよ」
「今こうやってAO入試で入ってきた学生と面接してますけど・・AOってどう思います?私まゆつばだと思いますよ・・」
「受かった人にそう言われちゃね〜!?別にいいじゃん受かっちゃったんだから!落ちたならまだしも!」
「私自身いい結果が出る前だからだと思うんですけどね〜」
「確かに今国立大学でもAO入試が廃止されたりしてるね。でもうちの学生にかんしては、うちの研究室にもAOの子いるけど、確かにつまづいてる子もいるけど、皆を引っ張ってくれる光ってる子いるよ。そもそもペーパー試験だって記憶力の良さとか要領の良さとかをはかることはできるかもしれないけど確かとは言い難いものだからね」
「あっ確かにそうでした」
「他になにかある?」
「わたしの時の面接官一人だけ誰かわかってあとの二人が誰かわからないんですけど教えてもらえないですかね」
「それについてはG塾の中でも特にマル秘事項・・でもなぜ」
「AO入試って凄く難しいですよね、私を合格させた面接官ねかなりバリバリの情報と国際政策の教授なんですよ。今はMITにいるから会えないけど、まったく畑違いでしょ。もしわたしが面接官で同じジャンルに精通してても自分みたいな受験生が来たら合格させるか謎ですよ。今まで私バイトの面接でも大学入試でも落とされた数のほうが多いんですよ。だから受けのいいポイントがわかれば今後に生かせるでしょ。あとの二人にも軽く聞いておきたかったんです」
「なるほど・・でもね面接官についてはG塾の中でもトップシークレットだから」
「なんでですか」
「これは僕の個人的な見解でG塾の意見じゃないですが、例えば公表すると、受験生からの賄賂が横行するね」
「なるほど・・」
「G塾の決まりごとだから、もし僕が自分の見解で君に教えたら、僕はG塾から処罰される。でも、事務でものすごーく押したら、まあ駄目だと思うけど、もしかすると、教えてくれるかもしれない。でも多分だめなんじゃないかな」
「ですか〜」
「何でそんなに過去に固執するの〜!皆を引っ張って言ってくれるのを期待してるよ!」
「はは・・」
「今はまだ光ってない、まだあらけずりでもっと勉強しなきゃいけないけど、ダイヤモンドの原石みたいなものなんだから!K田さん見た感じネガティブな感じないよ!」
「皆も言ってくれます」
「もっと自信もっていってよ!今やることを全力でやってよ!」
「ですよね〜」
「だよ!」
「だはは・・」
「ワハハハ」「だはは・・」
「頑張ってよね!」「どうもありがとうございます・・」「頑張ってよ!」という声援を後ろに会場を出ました・・・
事務の女性にも「教えられません」と言われ、ドアの向こうで「やっぱり教えられない?」とかいう会話がきこえつつ、自分は親からの賄賂で入学したわけとは違うということが確認できてほっとしつつ。
というのも私の保護者であるかたはわたしが引きこもりで中退した大学に入学金や授業料を振り込んだり在学生の1/2以上がやらない寄付をなさるかたたちだったからいまいち信用しにくくって。今の学校は内緒で受験したけど・・・ふらふら歩きながらなんとなく「精神病院に行こう」とか「ていうか死のう」と思って、思いとどまったりしつつ、
半分涙目になって歩いてるところにK山君に遭遇、mikroCのインストールなどを手伝ってもらったり、K山君の最近の仕事の話を聞かせてもらったり  後、スタバでCちゃんとお茶して4時間にわたって前半は耳障りのいいはげまし、後半は自分の過去のトラウマ・人生観等をことこまかにしゃべって疲れる ほかミシン、夜見る夢、友達、恋愛、1998年、おいしそうにごはんを食べる訓練について、ナンセンスについてしゃべる

ex.
「2浪で芸大受験の予備校に行ってたときに特待生の面接受けて授業料を3分の1免除してもらってたんだけど、同い年で2分の1の子がいて彼女たちは普段の成績も優秀でコンクールも受験料免除だった。わたしは満足できるような絵をかいてたけどもっといい絵があるから。自分は地方出身者で1浪まで周りにキャリアがある人が全然いなかったから3分の1だったんだって思い込みたかったけど、過去に新潟出身の2浪で全額免除の人とかいてその人は昨年芸大に受かったこと知って、3分の1程度のわたしは芸大には受からないなって思った。その年はそんなところ受けるのって言われた滑り止めの私大も含めて受験した大学全部落ちてから親が心配してAO入試で滑り止め以下のJ美大に受かって先生からその大学により専門への進学をすすめられたり、もう一度浪人すれば今度はいい結果が出るのにもったいないって言われたり私ももう一浪したかったけど親に断られたし2浪以上は新卒扱いされないしとか言って自分の意志で仮面浪人の安全牌をとってよくある卑怯な人生をやっていることが苦しくて、J美大みたいなやり方をする先生とは予想通り合わなくて授業料払いながら学校にも行かなくなって退学してから芸大受けて落ちて地元戻って結局4浪というか3年半浪して今の大学に入った。地元で行ってた予備校でも頑張ってるしそれなりに特待制度使えるだろうと思ってたけどタイミングが悪くて数週間しか在籍してないのに親に数ヶ月分の授業料を払わせることになっちゃって、まあ手切れ金だと思えばいいやとか思ったりして、自分の能力の無さとカネ関係が比例してるような気がしてつらい」的な話をちょっと詳しくやる。今の大学もスカラとれなかったし奨学金的な話をきくたびに自分の能力の無さに憂鬱な気分になってくる。
今日の面接のことも話した。もう受験関係のオフィシャルな面接はないというから寂しかったという話。もっともっと自分についてきいてほしかったしわたしも洗いざらい話したいということを言っていて、cちゃんが「自分のことを話すのは嫌じゃないか」といっていて、わたしはきっと、言いたくないことが言える土台をつくりたいとおもっているのだと言ったり、他半年前に自分が22歳として今の場所にいるのが信じにくくていつも中学何年生かで広島にいるような気がするとかいっていた感覚が理解しづらいからもう一度わかるように説明してとかいう風に言われて、説明の仕方がおもいつきにくかったけどだらだらしゃべったのが、
「わたしにとってまず何かをはかる基準になるのが1998年。自分の好きな音楽の嗜好が大体決まったのも1998年、1998年に小学校を卒業して学校の友達全員と別れて別の市にある私立の中学に往復3、4時間かけて通うようになった。1998年あたりに今の自分の人生観を決定するようなマンガをたくさん知った。1998年の2年後に人生を決定付ける本に出会った。わたし今が2008年とか意識できてなくて、2006年でも2007年でもいいと思ってる、2015年でもびっくりしない、いつも1998年から計算して、1998年から10年経った世界に今いるんだって思ってる、もしも今が2015年だったとしたら、1998年から22年経ったんだって認識するだけだと思う。あと、転校した小学校4年生もけっこう重要、小学校4年生だったときは、1998年の2年前で、世界は1996年だった」他にも1997年に、気に入ってた茶色いヌバックのワラビーの靴をいじめっこの方の友達に片方隠された。でも彼女がやったとは言い切りにくいからちょっと様子を見て、やっぱり彼女がやったんだなって目星がついてから数日経った日の朝彼女におはようって言ったら気を良くしてクラスメイトづてに返してくれたけど、家に帰ったらもう片方をお母さんが既に燃えるゴミの日に捨てていてショックだった。でもお母さんが私がいじめられてるのかって心配してくるのも嫌だったし彼女はお母さんの自転車の後ろに乗るのが好きだったし家も複雑そうだったしうちの家でも彼女をのけ者にしちゃだめだと思ってずっと黙ってきたこととかわりとたくさんあって、本当はすごく皆にしゃべって回りたいんだけど、ふりかえって私の人生の失敗は全て私の要領の悪さだというたったひとつのことに集約可能です。取りこぼしもあると思うけど、夢の話とかもしていて、Cちゃんが「何か怖い」というので、「うん皆言うよ、お姉ちゃんもよく言うよ」といっていた
Cちゃんもわたしも見たあるおそろしい悪夢についても話した。まあほかにもたくさんしゃべりました。
本当は4時間かけてCちゃんに耳ざわりのいいはげましをやりつづけるべきだった。きをつけねば。でも、わたしと話すとげんきになるといってくれてとてもうれしかったです。
ナンセンスについては「◯◯は◯◯に似ている」「◯◯を◯◯がわりにした」「◯◯は◯◯すると◯◯っぽい気がする」の◯◯部分をちょっとマニアックななんでもカードにするというタイプのユーモアです