今週の素敵

5年以上、ブランド古着屋でハイブランドパーツたちを格安で調達しコーデするといったマメな努力をほぼ毎日のように重ねていると、「安い素材とデザインの悪さを、リボンとレースを大量につけてごまかしている服に、ビタ一文もはらえるかー!」と思う。それが私のロリィタ服への印象ですが、上坂すみれ女史の影響で、今月からロリィタのお洋服を着るようになった(土日/28歳)
※ロリータではなくロリィタとしたのは、この表記で、私の言わんとするジャンルをさすことになるようだからです

というのも上坂すみれ女史は、ロリィタ系お洋服が大変お似合いになるので、ホアアーと思う今日このごろであり、はじめて「着る服としてのロリィタにたいするポジティブな気持ち」がめばえ 中1のとき、ドキドキしながら宮島堂書店でCUTIEを買った時の気持ちのようなものが蘇ったというわけです。初めて買ったキューティは、ネイルやぬいぐるみやちょっと高いがロマンティックなお洋服たちが、いい感じの御写真で掲載されており、さながら総合藝術でしたし今もすぐに思い出せる。

そのてのお洋服ブランドの中でも、ヴィヴィアンウエストウッドは素材もデザインもよい感じなのだけど、ほかのブランドのお洋服は、ほとんど「素材とデザインが、自分が着る服として合格できるラインより下にいる」と思っている。「アライアのフレアスカートエミキュの柄タイツを合わせる」「シックなよそおいだが実はBABY」程度にさりげに取り入れたい。

もともとの、自分とロリィタ系列服とのタッチポイントをおさらいしてみると、
中高時代、キューティっ子だったため、ジェーンマープルやミルクへの憧れはあったのだが、広島のどこで売ってるのか/そもそも売ってるのか がわからなかった。
高校を出て制服がなくなり、上京したりして、お洋服を買う必要が出るころには、ギャルソンのお洋服を買ってもらったので、「コルソコモ(現ドーバーストリートマーケット)に並ぶ服のリッチさに比べれば、90年代−2000年代初頭にキューティで紹介されてた服は子どもの服」という印象のまま今にいたる。
※ここでさす90年代−2000年代初頭のキューティの服とは、エックスガール、ヒステリックグラマー、ジェーンマープル、ミルク、スーパーラバーズ、今は亡きクラッチなど
ストリートスナップの中で異彩を放っていた、プトマヨも気になったが ラフォーレの実店舗には淀んだ空気を感じ、なんか理想の洋服とは違った。ヴィヴィアンウエストウッドのピンクのレオパード柄のバッグなどはのちに入手しました。まだ使いあぐねている このあたりのブランドはのちにKERAカルチャーに吸収されることになる。KERAカルチャーも何か淀んだ空気を感じ、理想のアパレルのようすとは違ったため、ほぼノータッチですた
コルソコモに置いてあるハイブランドの中でも、ヴィヴィアンウエストウッドは、「猛烈な自己主張のある人が着る服」という 暑苦しげな印象があったので、かつては苦手だった。

それが今は10代の頃を思い出すような探求を日々おこなっている。生き続けていると、消えたかのように思われた好奇心の炎にふたたびともしびがつくこともあるものだなあ(順不同)