さっき幼稚園のアルバムを見ました。
ごくこつぶ〜
当時からわたしのお気に入りだった子はやっぱりコンパクトで顔がちっちゃくて髪の毛は長く前髪パッツンサラサラで不機嫌な顔がキュートでわたし「かわいいかわいい」を連発 でもママが「かわいくないよ、それよりA子さん(仮名)のほうがかわいいよ」と言い、わたしは稲妻落ちるが如くA子さんの存在を思い出しました ここ一年くらい忘れていたけれど、A子さんとA子の姉はわたしのミューズであったことをです
A子は転勤族でした。幼稚園の中の頃やってきてまもなく引越しました わたしもその後引っ越したので彼女のゆくえは全く知りません 写真で見たやや横を向き気味のA子さんの顔はコンパクトではなく眉は太く整っていないベリーショートでバランスも不思議でしたがなんだかカメラを見ながらカメラより遠くを眺めているような瞳と透き通るような肌ときゅっと締めたうすい唇が静謐さを湛えているのです 言葉を短くすればイノセントいっぱい 彼女のまわりだけ透明の水色のエーテルの世界 涼やかな少年のような顔立ち「別格だ!」「別格だ!」連発
HIROMIXの世界!わたしは暫く息をのみ言葉を無くしてしまった
前述のかわいい子が俗っぽく見えるほどに。凄い
中性的、妖精みたい、前述の子が「エルティーン」ならこの子は「オリーブ」と口走る
彼女とわたしは人語を話しませんでした。小学生になって知能が上がると「一日と一日について」など、なんだか今考えていることとあまり変わらないことについて議論というか感想というかを述べていたものです